WHAT YOU CAN DO この記事を読んでできること

検索クリック・表示回数・ページ別のデータを使い、まず改善する1ページを選ぶ。兼任Web担当者向けの初期点検手順。

Search Consoleに登録したものの、グラフを見て終わってしまう。そんな場合は、サイト全体の点数を付けるのではなく、改善したいページを一つ選ぶことから始めましょう。

Search ConsoleはGoogle検索での見え方を調べるための道具です。サイト内で何が起きたか、問い合わせが何件入ったかは、別の記録やGA4などと照合する必要があります。

はじめに:4つの数字の意味を確認する

Search Consoleの検索パフォーマンスレポートには、クリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位があります。

指標何を表すかこの数字だけで分からないこと
クリック数Google検索結果から押された回数問い合わせにつながったか
表示回数検索結果で表示された回数内容が読まれたか
CTR表示に対するクリックの割合クリック後に役立ったか
平均掲載順位対象範囲の平均的な検索結果位置すべての人に同じ順位で見えるか

**平均掲載順位が一つ上がっただけで成果とは言えません。**検索した人の目的と、ページの内容が合っているかを確かめます。

最初の10分:期間と検索タイプを揃える

  1. 正しいSearch Consoleプロパティを開きます。
  2. 「検索結果」のパフォーマンスレポートを表示します。
  3. 検索タイプを「ウェブ」など比較したい対象に揃えます。
  4. 期間を確認し、直近と過去の同程度の期間を比較します。
  5. 季節性がある事業なら、可能な範囲で前年同時期も見ます。

直近のデータには暫定値が含まれる場合があります。また、PCとモバイルでは状況が異なることがあるため、極端な変化があればデバイス別にも確認してください。

次の10分:「ページ」で絞り込む

会社にとって重要なサービスページを一つ選びます。記事ではなく、実際の商談や問い合わせにつながってほしいページを選ぶのがよい場合もあります。

そのページの検索クリックと表示回数を確認し、どの検索語で見つけられているかを見ます。クエリを見るときは、単語の数だけでなく、検索した人が何を知りたかったのかを考えます。

例えば、サービス名を調べている人と、地域で施工業者を探している人では、必要な情報が違います。検索語を見てページの説明が不足しているなら、まず本文や見出しを改善する余地があります。

最後の10分:改善案を一つ決める

すべてのページを一度に変更せず、最初の1ページに対して次のような仮説を立てます。

見つけた状況確認したいこと最初の一手
表示はあるがクリックが少ないページタイトルや説明が内容を表しているかタイトルと本文の整合を確認
ブランド名以外の検索で表示されない読者の疑問に答える説明があるかよく聞かれる質問を追記
クリックはあるが問い合わせがないサイト内の導線やフォームが使えるかフォームと問い合わせ案内を実機テスト
以前より流入が減ったURL変更、季節性、ページの修正があったか変更履歴と同じ条件の期間を比較

表は判断の出発点です。原因を一つに決めつけるためのものではありません。

よくある読み違い

検索クエリの表と全体の合計が一致しない。 データはプロパティ単位とページ単位で集計方法が異なり、またプライバシー保護のため匿名化されたクエリや表示件数の制限により、一部のクエリが表に含まれないことがあります。表の数字を単純に足して全体値だと考えないようにします。

Search ConsoleのクリックとGA4のセッションが一致しない。 両者は計測対象と集計方法が違います。差があるという事実だけで計測異常とは限りません。

短期間の順位の上下に反応してしまう。 掲載順位は検索環境によって変わるため、単一の数値だけで評価するのは避けます。

30分点検の記録シート

社内で毎月、次の5項目だけ記録しておくと、感覚ではなく同じ基準で改善を続けやすくなります。

  • 対象ページのURLと役割
  • 比較した期間・検索タイプ・デバイス
  • 表示回数・クリック数・CTRの傾向
  • 気になった検索語と、読者の意図の仮説
  • 今回変更すること・変更日・次の確認日

Search Consoleは改善の出発点です。そのページから問い合わせや商談につながっているかまで確認できると、集客施策の判断がさらに実務的になります。

掲載内容は2026年10月24日時点の資料に基づきます。実際の業務では状況に応じてご確認ください。

参考資料・一次情報

サービスの機能・名称・画面表示は変わる場合があります。実際の操作前に最新の公式情報をご確認ください。

EDITED BY UMIBE

この記事は、Webサイトの企画・制作・運用を行う株式会社UMIBEが編集しています。

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